【足るを知れば幸せになれる?】「減速して自由に生きる ――ダウンシフターズ 著:高坂勝」

読書視聴録

1年前のデータになりますが、2017年の日本の幸福度ランキングは155か国中51位らしいです。(ソース
まぁそんなランキングなんてのは気にするべきことではなく、今自分自身あるいは友達や家族が幸せかどうかということが大事だと思います。あなたは今幸せですか?

はじめに

この記事は、高坂勝著の書籍「減速して自由に生きる ――ダウンシフターズ」の読書録です。

3行まとめ

最初はうまくいっていた仕事が、だんだんとうまくいかなくなり、うつのようになって退社

約1年の旅、2年半の飲食店での修行を経て、池袋でバーを開店

出費を減らし生活に必要な分だけ働くというスタイルで、充実した時間を得ることができた

印象に残ったこと

ダウンシフトするということ

目標よりマイナス5%を下回る売上高しかなかったならば、反省し、目標額に近づけるべく対策を打ちます。これは、通常のビジネスと同じです。一方、目標よりプラス5%以上も売上高を得てしまったとき、反省して、適正売上高に減らす対策を取る。これを私は「ライフスタイル基準金額」と名づけました。(中略)漠然とした成長志向や拡大志向がなければ、不必要な先行投資をしないで済みます。

「減速して自由に生きる ――ダウンシフターズ」 から引用

これは著者の高坂さんのバー「たまにはTSUKIでも眺めましょ(通称たまTSUKI)」
を経営するときの考え方の一部です。

会社員時代に貯めたお金のおかげで、無借金で始めることができたバーたまTSUKIは、6.6坪で、14席というこじんまりとしたお店で、内外装はセルフビルドしたそうです。

バーを経営するにあたり、高坂さんはポリシーとして繁盛しないことを目標にします。

Tシャツ姿で店主が一人で営んでいるような店を好み、それをカッコいいと思ったからという理由に加え、お客さんの話をゆっくり聞きたいという目的もあったとのこと。

高坂さんは自分の望むライフスタイルを送るためにいくら売り上げが必要か計算したら、一日2万円あればいいとわかりました。

単価が4000円なら5人です。そして、売上高目標額の上下5%を狙う計画をたてて、目標額に近づける対策をうつ。これを高坂さんは「ライフスタイル基準金額」と名付けました。

僕が最初にこの本を読んだときは、「ダウンシフトする」という言葉が、妙にひっかかりました。というのも、つまりそれは、「貧乏を我慢して不自由な暮らしを受け入れることなのじゃないか?」と思ったからです。

でも、ライフスタイル基準金額の考えの部分を読んで、「自分に必要なお金を稼いだら、あとは自由に過ごす。」ということだと納得しました。

ただ、納得はしましたが、今身の回りにある多種多様なモノは、根本は、「すごいものを作ってお金持ちになりたい!」という欲望から生まれたものもあるはずで、皆が皆、「素晴らしいモノを作ってこの世を変えたい!」と思って起業するような高い志の人ばかりだったわけではないはず。

…いや、もしかしたら、これからの時代は、ただお金儲けのことだけを考えて起業するような人は、淘汰されていってしまうのかもしれませんね。

それは資本主義(生産手段の私的所有および経済的な利潤追求行為を基礎とした経済体系)の時代が変わりつつあるということなのかも。

おわりに

会社員が嫌でも一人でお金を稼ぐ手段がなければ、独立したところで一文無しです。
誰でもバーを開けば1日に5人来店するわけじゃないです。独立したければ、まずはスキルを身に着けるために勉強しないと。

ダウンシフトするということは、ただダラダラ楽するということではなく、楽をするためにまず一所懸命に努力することだと思いました。

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