因島大浜町でパスタ屋さんの開店準備をしている知人から作業台の制作を頼まれて作りました。

あんたいつから家具屋になったの?

これは趣味なんやけど、、レッドアンドブルーチェアを作ってたら頼まれてもうたねん。ま、今回は同じ町内でパスタ屋さんやるってことで、協力できることはしたいと思って。

へぇ~あんたなかなか良い奴やな。
(自演乙…あ、そういえば長島☆自演乙☆雄一郎さん今何してるんでしょうか?あの人結構好きでした。)
つくったもの
出来上がったのがこちら。
↑作業台(小)
↑作業台(大)
この2つです。
ニスは塗ってません。ニスを塗るだけなら簡単なことなので、やり方をしっかりレクチャーしたうえで依頼主にお願いしました。
材料
天板以外は大体2×4材で、下の物が置けるスペースは2×2と、2×1を使っています。
ツーバイ材とは
このツーバイ材というのは、安価で、表面が研磨されていて、加工も簡単なので使いやすいです。
ホームセンターにも確実に置いてあるので材料の補充が容易です。
ただ、2×4とかいう名前の割に、縦×横の比が1:2じゃないんですよね。
実寸だと38mm×89mmというすごく中途半端で覚えにくい大きさです。
これはなぜかというと、2インチ(50.8mm)×4インチ(101.6mm)で切られた木が乾燥を経て縮んでしまったからだそうです。
計算してみると、
50.8-38=12.8mm
101.6-89=12.6mm
なるほど、縦にも横にも12.7mmぐらい縮んでしまったわけですね。
ツーバイ材のデメリット
あえて、このツーバイ材にケチをつけるとすれば、面取りされていることです。
(面取り…角を落として新しい面をつくること。丸くするときは、丸面取といいます。)
すべての角が面取りされているせいで、ぴったり合わせたいところを合わせることができません。
これをくっつけようと思うと、ノコギリで丸くなっている部分を落とすか、パテで埋めるかですが、切り落とすともちろん短くなりますし、パテで埋めるとパテ代が高くつきます。(ウッドパテは容量のわりに高い。)
今回は材料費をできるだけ抑えて欲しいという要望があったのと、納期が短かったのもあってここは目を瞑りました。
本当は、こういう細かいところもキチっとやっていきたいんですが…。
工夫した点
今回工夫したのは、脚と梁(脚が柱とすると、その横架材が梁っぽい働きをしているのでそう呼びます。笑)の接合部分です。
梁、梁、脚と3つの部材を接合する必要があったので、どうしたものかと考えた結果、このような形になりました。
L字の金物で梁同士をとめつつ、脚に向かって打っているビスは65mmのものを使っているので、脚まで3本しっかり刺さっています。
なので、天板にかかった力はほとんど脚にかからずに、梁の部分にかかる…ってあれ?ということはビス12本だけで天板の重りを全て受けていることになる????
まぁ、脚も一応天板とボンドでくっついているので、大丈夫でしょう。うん。
この部分は綺麗にやろうとすると本当に難しいと思います。奥が深いです。
まとめ
初めて作った机にしてはなかなかうまくできたと思います。
一言言っておきたいのは、飲食店の作業台ということで、
ステンレスのこういうのを強くオススメしたんですよ、最初に。
それでも、、ということで依頼されたので作ったのでありまして、「なんで木なんだ!」みたいな批判はご遠慮ください。笑
制作費については材料費だけしかもらわないという約束で見積もして作ったのですが、作り終えたあとお礼もいただけてとても嬉しかったです。
こちらとしては、スキルアップのための機会を提供していただいたことだけで十分ありがたいんですが…開店したらパスタをいっぱい食べにいかないといけませんね。

私がよく行くカフェのテーブルは脚が鉄でできてるみたいなんやけど、そういうのって作れるの?

今改装中のシェアハウスのLDKの机をそんな感じにしようと考えてる!また、できたらブログに書くわ。

そっか、楽しみ!
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