ちょっと焦ったフライト前
次の日、どうせお金もすることもないからと言って、グータラ寝ていました。
10:30ぐらいに奥さんがドアをノックしてきて、「is everything OK?」とかよくわからないことを聞いてきました。
とりあえずOKって言ってたら、12時から部屋をクリーニングするから空けてね、と言われました。ん?
部屋はクリーニングしなくても大丈夫よ?
だってまだもう一泊あるし…え!???と、慌てて宿泊予約確認書を見たら、今日でチェックアウトになってました。
どうしよう、もう一泊できるか聞いてみようかと思いましたが、その前に飛行機をもう一度チェックしようと思ってeチケットをチェックしたら、今日の13:30からフライトでした。
…僕は焦りました。
スマホの時計を見たら、0時と書いてあったのです。
つまり猶予はあと1時間30分。
飛行機のチェックインは大抵1時間前には済まさないといけません。
タクシーで25分だとしたら、もうギリギリです。
事情を奥さんに話すと、「友人にタクシードライバーがいるからあたってみる!」ということで、電話してもらってタクシーを待つことに。
タクシードライバーを宿で待つこと15分。やばい…もう無理だ。
タクシーに乗って、ドライバーと「どっから来た」「日本?そうか、日本は世界一良い国だと思うわ」みたいな会話をしてる時も僕はソワソワ。かと言って「急げよ!」なんて言って映画「TAXI」みたいな展開になっても困るし…笑
空港まであと少しってところで「もうちょいで着くぜ」って言われて、「もう無理や…飛行機乗れへんわ…。」ってしょんぼり言ったら「そんなことねぇよ、出発まであとほぼ2時間あるぜ?」と不思議そうにドライバーが言いました。
そこで自分が1時間勘違いしていることにようやく気がつきました。
でも「自分が勘違いしていたよ、全然余裕で間に合ったね、良かった、ありがとう」的なことを英語で言おうとしたんですが、英語力が低すぎてそれを伝えることができませんでした。
降りる時に「グラシアス」とだけ言って、タクシードライバーとさよならしました。
僕が「飛行機に間に合わないからがっかりしてる」とタクシードライバーに思わせてしまったまま別れることになってしまったのが残念です。ごめんよタクシードライバーのおじさん。
ちゃんと間に合ってのんびり飛行機を待ちながら、余裕でオレオを食べてることをどうにか伝えたかった…。
そしてさよならキューバ。たぶんもう来ないよ…笑
バハマへ入国
1時間ほどのフライトで15時ごろにバハマへ到着。
出国審査を受けたあとの場所でRyoと無事合流しました。
バハマの宿はRYOがとってくれていました。
宿があるナッソーまで空港からタクシーで20分、バスもあるということだったのでバス停を探しながらとりあえず宿方面に歩いて行きました。
ヒッチハイクOK?
しかし、5分ぐらい歩いてもバス停は見つかりません。
RYOは「こういう時はヒッチハイクや」と言って、右手を「いいね!」の形にして道路に向けました。
ちなみにRYOが履いているズボンは高校の時の体操服です。カッコよさを度外視した丈夫さ重視スタイルだそうです。
ヒッチハイクなどしたことがない僕は「おいおい、そんなんで車止まるんかほんまに…」と半信半疑でしたが、2分後ぐらいに車が止まりました。
ヒッチハイクってこんな簡単なもんなんなの?笑
運転していたのは二人組の男性で、現地の人のようでした。ちょうど行き先も同じ方向だったため、乗せていってもらうことにしました。
宿の住所を伝えると宿の目の前まで送ってくれました。
すごい親切だなぁ、優しいなぁ…と思ってたら、降りた後に「ガソリン代として10ドルくれたらいいな〜」と笑顔で言ってきました。
RYOはそれを無視して行ったので「聞こえてないのかな?」と思って代わりに僕が出しました。
タクシーで来た場合32ドルかかったんですから、10ドルならいいかと思って払ったのですが、あとでRYOにこのことを伝えると、「払わなくていいのに!」と怒られました。
ヒッチハイクで降りた後、あのようにお金を求められることは多々あるそうですが、彼はお金を求められた場合、1ドルも払わないと決めているそうです。
もし、1ドルも求められなかった場合はチップで2、3ドル払うこともあるしいのですが。(ややこしい)
僕は親切な人への感謝のつもりで、払ってもいいかなと思って払ったのですが、彼はそういう感謝の気持ちにつけ込んでお金を払わせようとするのが嫌いだそうです。
まぁ言いたいことはわからんでもないですがね。
ヒッチハイクって無料で連れてってくれる前提ですし、運転手が男前ならお金なんて請求するはずないですもんね。一つ学ばせてもらいました。
バハマの宿へ
ピンク&ホワイトホステル。とてもラブホっぽい。
玄人な女性達
宿に着くと、宿のロビーから日本語で「ジャパニーズだ!」と声が聞こえてきました。
なんと、日本人女性が3人で昨日の晩から宿泊していました。
これは仲良くなれるかも…とか思って後で話をしてみたんですが、彼女たちは男を引っ掛けては飯を奢ってもらうというスタイルの生活をしているそうでした。アラサー女性3人で、中米にきてそんなスタイルで旅をしてるなんてよっぽど玄人なんでしょう。
RYOは海外をよく旅していて、色んな国に友達がいるのですが、そういう女性は世界中に少なからず存在するそうです。
タダで飯が食えるとはいえ、そんなことしてたらいつか犯罪に巻き込まれてもしょうがないと思います。
こんなこと言ったらフェミニストに「それでも女性を無理矢理襲う男が悪い!」と言われそうですが…まぁ実際犯罪する方が悪いのは間違いないんですがね。
自分の家族がそんな旅の仕方をしてるなんて知ったら全力でやめさせますよ。あぶないって絶対。
ひとつだけのキングベッド
彼女達の話はこのぐらいにして、自分達が泊まる部屋に行くと、まさかのキングサイズのベッドが1つ。
安い宿を予約すると低確率でぶち当たる「男二人で一つのベッド」という現象にここで出くわしました。笑
幸いダブルベッドではなくキングサイズだったので、お互いの体が当たるようなことはほぼなかったのでそんなに暑苦しくはなかったです。
そんでまたシャワー室が汚い。快適とはほど遠かったです。
となりの部屋には45歳のオランダ人男性が一人で滞在していました。
この人は毎晩大●を吸うようなヤバイ人でした。もちろん僕らの前で堂々と吸っていたわけではなく、自分の部屋で吸っていたと思うのですが、あの独特な臭いが風呂の窓から入ってきたのですぐ気づきました。
ポートランドの街中でたまに香ってきたニオイ…まさかこんな所でまたあの臭いをかぐことになるとは。
まぁこの件に関しては僕らに何の実害も無かったんですが、空港よく通れたなぁとかついつい考えてしまいますよね。下手したら懲役ですよ。もしかしたら僕の勘違いかもしれないんですけどね。
晩御飯を探して
そんな宿について、最初にしたのは晩飯探し。ここまで送ってくれた車の運転手が言ってた情報をもとに、バンブーシャックというお店へ行きました。
そこで普通のハンバーガーを食べました。ハンバーガー1つ5~6ドルしました。
日本だと350円ぐらいのレベルのハンバーガー。バハマでは倍ぐらいの値段。でも、キューバで食べた何よりもおいしかった。笑
RYO流海外の過ごし方
少しでも安い食料を求め、近所のスーパーへ行きました。品揃え豊富。資本主義いいわ~。笑
ここでRYO流の買い物を見せてもらいました。
宿には共同のキッチンがあったので、ちょっとした料理は作れそうでした。なので、夜はマカロニにスパゲティソースをかけて食べるのと、朝はヨーグルトと牛乳とシリアルということになりました。
他にもジュースや水を買って二人で36ドルでした。
朝2食、夜3食で一人18ドルぐらい…つまり1食3.5ドルぐらいです。
普通にバハマのレストランで食べると一食12ドルはしますので、かなり節約になってます。が、このスパゲティソースがかなりまずくて、、大量のマカロニをまずいソースで食べる苦行を経験しました…節約も大変だなと思いました。
そしてバハマのスーパーにはお酒が売っていないので、酒屋に行ってラム酒を買いました。
ハバナクラブある?って聞いたら、「何それ?」って言われました。隣の国の名産やろ!笑
鳥と戯れる
鳥がいたので写真を撮ってみましたが、夕方だったり、明るいレンズも持ってなかったりということもあり、あまりいい写真が撮れませんでした。材料は完璧なのに…。
木下撮影。CANON一眼。パンケーキレンズ。暗い。
RYO撮影。オリンパスOM-D EM-1。標準ズーム。これも暗い。でもちょっと青がきれい。
しっぽり飲む
夜ご飯を食べたあと、宿のテラスで飲みました。
高校3年間同じクラスだった僕たちですが、大学時代はお互いあまり連絡もとっておらず、社会人になったころから年末など滋賀に帰ってくると会うようになるという間柄。
まさかそんな二人が夜のバハマでしみじみ酒を飲むことなるとはなぁ〜と感慨深い時間を過ごしました。
そしてその後、やっぱり男と同じベッドというのもあり目が冴えて全く寝れませんでした。隣のRYOは爆睡してましたがね。
コメント