もしかしたらカフェを作ることになるかもしれなくて、参考がてらこんな本を読んでみました。
なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか? ―「お客が長居する」のに儲かるコメダのひみつ
せっかく読んで要点を書きだしたので、備忘録替わりに記事にしておきます。

カフェつくるの?いいなー!働きたい!

簡単に言うもんちゃうで…!結構大変なんやで!たぶん。
コメダの特徴
フルサービス
スターバックスやドトールと、コメダの大きな違い…
それは、注文した商品を自分で席まで持っていくか、席で注文して待つかの違いです。
前者は「セルフカフェ」、後者は「フルサービス」と本の中では言われていました。
フルサービスの方が中高年の世代に馴染みがあって人気だそうです。
席に着いたときに、すぐに温かいおしぼりと水を持ってきてもらえるのって結構嬉しいですよね。
それはセルフカフェでは味わえないポイントです。
またフルサービスのほうが、お店の中が静かな感じがしませんか?
通路をお客さんが歩き回っていると、どこか騒がしい感じがでてしまうような気がします。
リラックスできるという点では、フルサービスのほうが好きですね僕は。
ソファ席
コメダといえば、あの赤いソファ席。
これがすごく、くつろげます…。
わざと居心地の悪い固いイスにして回転率を上げていくマクドナルドとは正反対です。
しかも、一つ一つのテーブル席には間仕切りがあって、他の人の目線が気になりません。
とても落ち着くのでつい長居してしまいます。
全時間帯で高回転のカラクリ
でもそれって儲からないのでは?と思う人もいるでしょう。
実際に、平均してドトールでは約30分で回転するところ、コメダでは約1時間で回転するぐらい違いがあるそうです。
そこをコメダは、
・年中無休&長時間営業
・11時までのモーニング
・ハンバーガーやサンドイッチなどのボリュームのあるご飯もの
で解決しています。
これによってさまざまな利用客がそれぞれの時間帯で来店します。
朝は利用客が忙しいので、落ち着けるとはいえそもそも回転率は高かったり、
朝ごはんをゆっくり食べにくる近所の高齢者の方がいます。
昼は子連れの主婦がママ友とお喋りをしながらランチに。
午後は商談のビジネスマンが。
夕方は学生が勉強しにきたり、中高年女性がお茶しにきたり。
夜は友人同士や家族連れで食事をしにくる。
様々な年齢層のお客さんに利用されることで、店に常に人がいるような仕組みになっているので、回転時間が長くてもトータルで来店者数を確保しているというわけですね。
食べ物、飲み物
・コーヒー
コーヒーの均質化のために、製造拠点も設けて配送している。どこのお店でも同じ味が安定して提供できる。一杯ずつ抽出するやり方に比べて提供が早くなるのでお客さんを待たせる時間が少なくてすむ。
コーヒーのドリップって結構時間も手間もかかりますよね。豆のカスもいっぱい出るし、後処理も面倒だったりするので、最初からコーヒーになってるのを出すだけなら簡単で良さそうです。
・同じ食材を色々なメニューで利用
モーニングで提供するゆで卵やたまごペーストをエッグサンドやエッグトーストで使ったり、シロノワールで使うソフトクリームをクリームソーダやアイスココア、アイス・ド・ティーフロート(アイスティーにソフトクリームがのったもの)などに使われているので食材の無駄が少ない。
長靴型のグラスに入ったクリームソーダは、メニューの写真を見るだけで心がワクワクしますよね。アイスココアを頼んだ時にソフトクリームが乗っているのを見た時はびっくりしました。いい意味で。
・ボリュームのあるパンメニュー
400円台で買えるハンバーガーや500~800円台で買えるサンドイッチはどれもボリューム満点。そして毎日食べられるようなフツウにおいしい味。
食べたことがある人ならわかると思いますが、かなりの量です。愛知にいたころはよくフィッシュフライバーガーを昼飯や晩飯として食べていました。
新聞、絵本
読み放題の新聞や絵本は一杯420円のコーヒーのもとを取るのに十分な品揃え。
新聞は地方色が出るスポーツ新聞など、絵本は『街の本屋が選んだ絵本大賞』に選ばれた名作などを置いています。
新聞は中高年には嬉しいでしょうね。絵本は子連れの方にとってはありがたいでしょう。いちいち買うと高いですもんね、絵本。
まとめ
他にも色々ありますが、細かいところは本で補完してください!
ちなみに僕はコメダが好きで、株も持ってます。笑
半年に一回、1000円相当のコメダで使えるポイントがもらえるので、コメダによく行く人はオススメです。
特徴を書いていて思いましたが、
スタバとコメダはどちらも人気ですが、特徴が全然違います。
スタバはスタイリッシュで新しく洗練されていて、若年層に人気。
対して、コメダは昔ながらの喫茶店のような落ち着き感、気軽さが売りで、だからといって若年層には人気がないかというとそうではなく、全年齢層に人気です。
カフェを作るにしても、その地域にどういったものが必要とされているのかをしっかり見極めて、お店の色を考えることが重要であると思いました。
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