北海道へ旅行へ行くのに、フェリーが出ているというのを皆さんご存知でしょうか?
いくつか航路がありますが、僕は今回、京都府の舞鶴から新日本海フェリー「あかしあ」に乗って北海道の小樽に行くことにしました。
僕は今この文章をフェリーの上で書いています。ちょっと船酔い気味です・・・文字を注視するのは良くないのかもしれません。
基本情報
新日本海フェリー公式HP:http://www.snf.jp/searoute/maiduru-otaru.html
画像引用:http://www.snf.jp/searoute/maiduru-otaru.html
舞鶴港へはJR東舞鶴駅から徒歩15分ほどで着きます。
舞鶴初めて行きましたが、アーケードがあって昔結構栄えてたんだろうな~という感じがしました。土曜日の夜だったので23時ごろでも酔っ払った若者が歩いていて、都会感を感じました(島人の感想)
料金:9970円(ツーリストA)
シーズンと部屋によって変わります。僕が乗った時は一番安い時期で、一番安い部屋でした。2019年10月1日以降は増税の関係もあり値上がりするようです。
時間:23時50分舞鶴初〜20時50分小樽着
夜出発して夜に着くという長い移動です。車やバイクなどで行く場合は出航の1時間前に港へ着くようにしましょう。乗り物と一緒に乗らない人は30分前までに着けば大丈夫です。出航の30分前ぐらいから乗船できます。
寝床:2段ベッド(ツーリストA)
僕が今回泊まったツーリストAというプランは、1部屋に10人ぐらい入る部屋の2段ベッドのうちの一つを使って寝るという形です。
シーツはゲストハウス式の使い方でマットレスと掛け布団の間に二枚敷いて、その間に寝るという方式です。
カーテンを閉めれば完全に自分だけのスペースになりますし、マットレスも柔らかく、枕もしっかりしています。
ただ、寝転んでみるとわかるのですが、船の上は揺れます。揺れるというか小刻みに震えます。おそらくモーターの振動だと思うのですが、まぁこればかりは仕方ありません。
最初は寝られるか心配でしたが、24時に寝て、目が覚めたら7時半でした。熟睡。
様々な施設
色々なサービスがあります。
売店
売店はアメニティ系から飲み物やお菓子、お土産まで必要なものは大体揃っています。
500mlの水を買いましたが120円で、船上値段とかはなかったので安心して手ぶらで乗船できます。飲み物やホットスナックは自動販売機でも買えます。
一日船の上にいるから2lの水をコンビニで買っておけばよかったかなと思ったりもしましたが。。(舞鶴港に行く途中にローソンがあります)
大浴場
船の中に大浴場があります。
これには結構驚きました。せいぜいシャワーぐらいだろうと思っていたのですが、普通に15人ぐらい入れそうな大きい浴槽があって、いい湯でした。
ただ、船に乗っている人が結構多いので、乗船後すぐに行かないと混雑してきます。
僕は乗船後すぐに大浴場へ向かい、全乗客の中で3番目ぐらいの早さでお風呂に入りましたが(まだ出航すらしてませんでした)、お風呂から出る頃には30人ぐらいが脱衣所と風呂の中合わせてもいて、脱衣所が混雑したりシャワーが満員だったりと大変そうでした。
ちなみに、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはあります。タオルと着替えさえあれば問題ありません。タオルを忘れても売店に売ってます。
コインランドリー
コインランドリーは、ツーリストの人用の場所は男女それぞれ洗濯機と乾燥機が4つづつあり、洗濯機は200円、乾燥機は30分100円とかなり良心価格です。着いてからコインランドリーに行くぐらいなら、船の中で洗濯しておいたほうがいいです。時間もありますし。
ただ、洗濯洗剤(50円)を売店で買わないといけません。
ゲームコーナー
ゲームセンターのゲームがあります。場末感の漂う寂れた旅館よりかは種類があるといったところでしょうか。
シューティングや麻雀のようなアーケードゲームの他に、UFOキャッチャーやスロットマシンまでありました。押忍番長2やバジリスク2といった古い機種なのはお決まりですね。
最初入った時は、こんなの誰がやるんだと思いましたが、暇すぎて一回だけ麻雀ゲームをしました。ツモったのにツモで上がるボタンがわからなくて制限時間が過ぎてフリテンになりました。クソゲーでした。
オープンデッキ
外の空気を吸いたい時はここです。
机と椅子がいくつかあり、座って海を眺めることができます。
(ところで、映画とかでよく気まずい雰囲気になった時「ちょっと外の空気を吸ってくる」ってセリフを言ってその場を離脱するシーンがありますが、多分人生で一回も使わないフレーズですよね、これ・・・パニック映画とかだと大体その後食べられますし)
カフェ
オープンデッキの隣にあり、カウンターで注文して自分で席まで持っていくタイプのカフェです。
テレビがあるので暇つぶしに最適な場所です。9時半からモーニングを提供しているので、コーヒーでも飲みながらのんびりするのもいいでしょう。朝は9時半すぐに行かないと結構混み合います。
レストラン
朝、昼、夜と1時間ずつだけ営業しているご飯どころです。カフェと交互に開いたり閉まったりします。同じ人が働いているんでしょうね。
グリル
霞という名前のグリルがあります。ランチは11時まで、ディナーは14時までに予約をしておかないといけないのですが、本格的な料理が楽しめます。季節によって変わると思いますが、秋はカニとかタンシチューとか出てくるようです。
様々なイベント
クイズラリー
船内のあちこちにクイズがあり、それに答えて全問正解すると抽選で景品がもらえるそうです。海の上ではインターネットが使えないので、全問正解するのは難しそうです。
やってみましたが、抽選に外れたようでした。全問正解したのに!
ビンゴ大会
誰でも無料で参加できるビンゴ大会があります。どうせ暇なので参加しちゃいましょう。
なんと商品がもらえるギリギリのところでビンゴできました。オリジナルクリアファイルをもらいました。
シアター上映
13時からと16時から映画が上映されます。みたことがある映画だったのでみていません。
ショーイベント
観覧無料のパフォーマンスがあります。
今回は「OLD PAL」というユニットのフルート&オーボエコンサートでした。
まとめ
以上のように色々な催しがあるのは、飛行機や電車にはない船ならではの特徴ですね。
乗る前は、乗ってる時に色々考え事でもしようと思っていましたが、ノートパソコンに向かうだけでもちょっと気持ち悪くなるような環境なので、考え事には向いていません。笑
そして、やることがないので結構暇です。暇になるとついついお菓子を食べたくなります。普段はほとんど食べないポテチを買って食べたりしました。
めちゃくちゃ綺麗な夕日を見ながらの・・・ポテチ。
時間はかかりますが、移動そのものを楽しめる船旅。ぜひ一度は体験してみることをお勧めします!
コメント