【島暮らしの先輩】「僕たちは島で、未来を見ることにした」

読書視聴録

会社の先輩に、これ面白いよ~と勧められた本を読みましたので、感想を書いておきます。

はじめに

この記事は、「株式会社巡の環」著の書籍【僕たちは島で、未来を見ることにした】
の読書録です。

三行まとめ

独自の行政改革と産業創出によって、日本で最も注目される島のひとつである隠岐諸島の海士町

そんな島のことを偶然知った阿部氏と信岡氏、高野氏が出会い、株式会社巡の環を立ち上げる

会社を立ち上げてからの事業内容や島民との関わりも書かれている

印象に残ったこと

顔馴染みの中で回る経済

田舎と都会は、互いの経済に対する前提が大きく違う。(中略)いくら良いことをしようとしても、ここでコミュニケーションが壊れてしまうのです。

「僕たちは島で、未来を見ることにした」 から引用

海士町は人口約2400人と少なく、住んでいる人達は皆が顔馴染みなので、顔馴染みの中で経済が回ることが島の常識だそうです。

信岡氏はWEBデザイナーで、ホームページを作ることを島の人に提案するのですが、「ホームページをつくってあげますよ」というなにげないメッセージの中に、どことなく上から目線な感じがあり、コミュニケーションが続かないと述べています。

そこで、まずは畑の作り方を教わり、物々交換的にWEBの話をするのがコツだとも書いています。

これはなんとなくわかります。

僕の会社がやろうとしていることも、いまいち地域の方に信頼してもらえてない部分があるようで(?)、コミュニケーションが円滑にできず、結局お互いがWIN&WINになれず、LOSE&LOSEになってしまうということがあります。

まずは相手から教わり、話ができる人間だと思ってもらって、そこからコミュニケーションを始める。これは田舎だけにとどまらず、色んな場面で役に立ちそうです。

 

ふるさと=自分の役割がある場所

人が「ふるさと」を感じる場所というのは、自分の役割がある場所だと思います。自分のことを認めてくれる人がいて、尊敬できる人がいて、守りたいものがある。そして、それらと結びついた仕事があって、いろんな人が自分の家を訪れる。

「僕たちは島で、未来を見ることにした」 から引用

これは阿部氏が書いている文で、読んでいてなるほどと思いました。

そう考えてみると、僕の前の職場である愛知には、”ふるさと”という感覚はあまりありません。近所の人と会話することなんて滅多にありませんでしたし、職場の人以外とはほとんど関わりがなかったので。

ここ因島が自分にとってふるさとになるように努力しようと思いました。

 

最初のうちはメディアに出るのを断り続けた

僕たち巡の環は、海士に移住し、起業してから、メディアからの取材の依頼がちょこちょこ入ってきました。(中略)でも、僕たちは、その依頼を断りました。(中略)いくらアイデアが優れていても、海士のことや人を知らない人間がテレビや新聞に出て海士を語っても気持ち悪い。単純にそう思ったからでした。

「僕たちは島で、未来を見ることにした」 から引用

これも、なんとなく共感できます。僕はまだ何もメディアに取材されるようなことはしていませんが。笑

もし、メディアに取材申し込みされた時に、この因島の人やモノのことを自信をもって話せないなと思ううちは、自分の話すことも薄っぺらい内容になるでしょうし、それならちゃんと知ってから話したいですね。

 

おわりに

海士町と因島では同じ島でも全く環境が異なりますが、色々と参考になるところがあり面白かったです。

自分が因島のことを堂々と話せるようになった時には、ぜひ海士町に遊びに行きたいと思います。

結構近いところにありますからね。

コメント